2004年7月アーカイブ

7月14日 午前3:00、いつもの強い張りで目が覚める。
これは、お腹がパンパンに膨らんだ感じで眠れなくなる程不快なのだが、
これまで痛みには発展しなかった。
予定日を8日遅れた明け方、「今日もこの状態のみか?」とふてくされながらベランダで涼む。
「どうか、この張りが痛み(陣痛)に発展しますように」と月にお願いしようと空を見上げるも、
その日は月が出ていなかった。

1時間後、再び床に着く。

30分後、生理痛の様な痛みで目が覚める。
「もしや?」と期待しながらトイレに立つと、股間に少量の液体が出たのを感じる。
「おしるし」だった。
痛みはまだ弱く不規則だが、断続的にある。

7:00、早速病院へ電話。
「痛みが10分おきの規則的になると陣痛だから、とりあえず1時間後にまた電話して下さい」
とのこと。
だが、痛みは一向に不規則の15分、10分、7分、5分をいったりきたりしてる。
が、あわてて電話を入れた手前、「10分間隔のような気がします」と少し嘘をつく。
「5分間隔になったら受診して下さい」

午前中、計測するも相変わらず不規則な痛みが続く。

昼休み明けの14:00からの外来に行こうと決めた矢先、11:30に病院から電話がある。
「今すぐ受診して下さい」
早速、実家で待ち構えている両親を呼び出し、入院の荷物を持って外来へ。
陣痛は不規則で、子宮口も2.5cmしか開いてなかったのだが、入院の指示が出る。
おそらく、予定日を過ぎて不安になっている私の気持ちを察しての先生の指示だったのだろう。
この程度の状態であれば、普通は再び自宅待機の可能性が大きい。

仕事中の夫にメール。
すぐに来てくれると返事が来る。

13:00、分娩室とつながっている分娩前室に案内される。
コンポもテレビもビデオもあり、クッションがたくさんある広い部屋。
横の分娩室もアロマがたかれ、白熱灯の照明でとてもきれい。
この場所が修羅場と化すことも知らずに、
「こんなところで生むんだ!」
と呑気にも浮かれている私がまだそこにはいた。

(入院初日7月16日、本人が入院室で書き、夫が代筆してアップしてます。
続きも出来次第アップの予定です。)

現在、入院中のためakkoの代わりにご報告致します。
生まれました!
7月15日 午前7時59分に 体重3,800グラムで。

詳しくは、退院後にakkoがご報告致します。

みなさん、ありがとう。

陣痛は夜来ると言い切った私の担当の先生。
毎夜、毎夜、今夜か?と期待しながらの就寝。しかし不眠に悩まされるだけの日々。
昨日の初めての内診では、引っ掻き回された様子。
「痛い痛い!」と思わず悲鳴に近い声をあげてしまった。
先生、謝りながらもぐいぐいしてくる。
カーテン越しに左足が確実に引きつっているのが分かる。
トーシューズをはかせたい。
なにせ初めてなもので、通常の内診の検査の痛みを知らないだけかもしれないけど。
内診後はお腹が痛んで、
「これで陣痛が来ると嬉しいなあ、来そうな気がする。」
と都合よく考えていた。
が、
今日もまた、朝が来た。

予定日は、妊娠前の最終月経初日からの計算で決まります。
だから、受診せずとも、妊娠百科等に載っている表からも判断出来ます。
エコーで見る胎児の大きさが、その表から計算された週数の大きさとかけ離れていると
表通りには確定出来ないようです。
私の場合は表通りでした。
だから予定日はあくまで目安。
予定日通りに出産する妊婦が全体の5%程しかいないのも当たり前の事です。
予定日はちょうど40週0日目にあたります。
たった今、初診の際に病院からもらったカードを見てみると、
正産期(赤ちゃんがいつ生まれてもいい時期)は37週0日目から41週6日目まで、
と書いてある事に気づきました。
41週6日目って??7月19日!
生まれてこなかったら、赤ちゃんの頭が異様に大きくなってなかったら
この日まで待つ、という事か?
気が遠くなってきた。がっくし。
お産は保険がきかないので、毎回の受診料がバカにならないのに、
正産期に入ってからは週1回の検診、来週からは週2回、あうあう家計を圧迫されるわ。
親孝行の為にも早く出て来てよーっ!と
誕生前から口調が厳しくなる母であります。
知り合いに36週で生んだ人がいるけど、うらやましい。
随分と出費額が変わってくるぞ。

不眠の原因はこれです。前駆陣痛とは、お産の予行練習みたいなもので、
不規則にお腹が張ったり(子宮が収縮している)
痛くなったりするのですが、いつのまにか終わってしまう。
これが規則的になると、本格的な陣痛となるわけです。
特に夜中はお腹が張りやすく、私も変な夢までみたわけで、
毎夜、お腹の張りで目が覚めて、結局朝方まで眠れない、という状態が続いております。
本物の陣痛に(規則的に)なるのかな?と期待しつつ、トイレも気になりつつ、
そうこうしてると夜が明けてくる。
本日ついに予定日を迎えました。
8ヶ月前の妊娠判明の時から、この日が無事訪れるのを待っていました。
そして今日も眠れず夜が明けてしまいました。
いつになったら陣痛がくるのかな。予定日まではなるべく早く生みたいとあせっていたけど
今となっては、「いつでもいいや」と余裕が出てきました。
お産も、安産、難産、超難産、と様々なケースがあるわけで
必ずしも自分が一般的な経過をたどるとは限らないのですが、
早くこの世紀の大イベントを終えて
マイスイートベイベーにキスしたい!と願っています。
想像を絶する痛み、人間が耐えられない痛み、
しかし古来から女性はそうやって出産してきたんだから
私も頑張って挑戦してみよう、と肝がすわってきました。
無事出産しましたら報告しますので、楽しみに待っててね。

昨日食べたパンが、イースト菌の分量を間違ってたから、と
腹の中で発酵しだした!パン屋がひたすら私に謝る。
うなされて目が覚める。強い張りに襲われている私。
とにかくギューッ!!!と腹がきつい。
赤ずきんちゃんの、石をつめられたオオカミの気分。
苦しくて眠れない。

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