2005年6月アーカイブ

風を通そうと、扉にチェーンを掛けたまま少し開けていた玄関の向こうから
「工事の説明です!」と男性がやってきた。
授乳中だった私は慌ててブラジャーを閉める。
「水道の蛇口の工事です。」
いかにもマンション全体の水道を工事するかの様な言い回しだが、
それならば、事前にエレベーターやエントランスにお知らせの張り紙がしてあるはず。
聞けば、浄水器の訪問販売らしい。
「よく言うよ。」というつっこみを押さえつつ、退散してもらう。
実は応対に出たのは夫。
赤のTシャツに、いつものベルボトムのGパン姿。
我が夫ながら、「足が長いわ」とほれぼれする後ろ姿を眺めていると。
彼は、そのセールスマンに
「お父さんかお母さんいますか?」
と声をかけられていた。
世帯主で息子もいるのにね。
私は奥の部屋で笑いを押し殺すのに必死。

歩いてます。
かに歩きから始まって、6月6日に前方向に10歩歩きました。
日にちをブログに記録。
ハイハイの方が速いので、2足歩行は気が向いた時に挑戦しております。
ギャラリーがいると、挑戦頻回。
本人も、距離を長めに歩けた時はとても満足そう。
新しい事が「できる」ようになるっていうのは嬉しいんだな。


同じ産院で同じ日に出産した、そうして知り合った親子が我が家に遊びにきた。
そのママとは、出産後の病院の育児実習を共に受け、おいしい食事を楽しく囲み、
まるで合宿のような入院生活を過ごした仲だ。
だから、息子を通じて知り合えたのだが、「ママ友」と呼ぶには語弊があるように思う。

前回会ったのは、まだハイハイをする前。
自分だけで移動が出来ない息子たちは、おすわりで向き合わせると
じっとお互いを見つめ、一方が泣くと、一方がつられて泣く。
泣きの大合唱で、ママ達はゆっくりとおしゃべりをするどころじゃなかった。

10ヶ月になった息子達は、2人で一緒に遊ぶようになっていた。
まだ意思疎通がうまく出来ないため、「仲睦まじく遊ぶ」ではないものの、
親がついていなくても、2人で同じ時間を過ごすようになっていた。
その姿を、コーヒーを飲みながら眺める私達。
おしゃべりが出来る時間も増えていた。
とはいえ、「仲睦まじく」ではないため、お互いが手にしているものを取り合ったり、
身体的ちょっかいをかけあったり、で「けんか」に近いものではある。
もめている2人がおとなしくなった時があった。
不思議に思い目をやると、マグマグを交換して飲んでいるではないか。

「なあ、お前のまぐまぐ飲ませろよ」
「じゃあ交換しようぜ」

ふたりの間に和解が成立したのか。
同じ誕生日の2人は、赤ん坊から子どもへと成長していっている。
あと1ヶ月少しで1歳である。

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