息子の頭が恥骨にひっかかって、中々外に出られなかった為
長時間のお産となった。
幸い、息子の心拍は下がらず、頭が見え隠れしているにもかかわらず
お腹をぼこぼこと蹴る程の元気の良さ。
出てきたのは巨大児のジャスト3800g。初産で3800gですよ。
そんな長いお産に、ずっとついていてくれた夫。
(院長先生は、分娩台だけの立会いではなく、陣痛中から妻について
出産を夫婦共同で行うべき、と言っている。)
私は、夫の支えの中で無事出産する事が出来、
とても可愛い男の子を授かった。
本当に本当に幸せ者である。
父も結局は夜に再度病院に来て、待合室で一夜を明かした。
自販機のコーヒーを8杯も飲んだとの事。
あまりの長いいきみで、その後は上半身が壊れたものの
母子共に無事退院出来、
現在は新米ママとして育児に明け暮れている。
親となって、「親ばか」の真髄を知った。
ばかと分かっていても、我が子は特別に可愛い。
「りりしい」だの「目がぱっちりね」だの、社交辞令的褒め言葉でも
必要以上に真に受けて、有頂天になってしまうし、
友に送った写メールに「かわいい!」と返事が来ると、
もう、まじに、心から嬉しいのだ。
あの夫(自分にも私にも?厳しい、私とは正反対の
褒められ苦手な打たれてのびるタイプ)が
めろめろに息子を褒めるんだから。
いやはや親ばか結構。親こそばかであるべきである。