午前中、ベランダに出て洗濯物を干した。
二男が後ろから着いてきていたのだが、外には出なかった。
その時点で気に止めていなかったのだが、
もう一つのベランダに通じる部屋の窓の鍵を「ガチャリ」と閉める音が聞こえた時、
まさかと思った。
さっきのは着いてきたのではなく、私が出たのを確認して閉めていたのだ。
「開けて!」と叫んでも、故意にやっているので、当然開けるわけはなく、
笑いながら勢いよくカーテンを閉めやがった。
もう一つの部屋の障子も、ピシャリと音をたてて閉め、部屋の奥へ行ってしまった。
呆然と立ち尽くす。
下を見ると清掃員の方がいらっしゃる。
その方達に助けを求め→管理員さん→警備会社で救出してもらうという手が思いついた。
それでも最短20分はかかる。それは最終手段だ。
もう一度泣きながら(実際には泣いてないよ)「開けて」とお願いしてみる。
笑ってやがる。畜生。
ということで、死角に入り、様子を見に来させる作戦に出る。
窓際に来て鍵に手をかけたので出て行くと逃げられた。
マジギレ。
いや、ここじゃキレたところでどうする事も出来んよ。
つうか「部屋の中で何も事故起きないでよ。」と祈る。
あせる気持ちを押さえて根気勝負。
もう1回死角に入る。
次は、完全に鍵を開けるのを確認したところで、急いで出て行き、とにかく窓を開ける!
成功!!よかった。入れた。部屋ん中に入れた。ほっとした。
二男に抗議したところ
「はいはいーごめんごめんー」と言った感じで笑いながら軽く流すのは、やめろ。
午後、長男を園バスまで迎えに行こうとした時、家の鍵がない事に気付く。
朝の弁当作りの時に、ぐずっていた二男が私の鍵で遊び始めて大人しくなったので、
ラッキーと思った事を思い出す。
捜してもない。車のキーもない。子供2人乗せ自転車もない。(一人乗せならある。)
園バス亭は大人の早足でも徒歩15分の所と、ちと遠い。
家のスペアキーを探し出し、とりあえず、二男を自転車の後ろに乗せ迎えに行く。
かなり出るのが遅くなったため、園バスを待たせてしまった。
帰りは自転車を押しながら歩いて帰った。
そして自転車置き場で、自転車3台の将棋倒しを2回続けてやる。
日頃のおこないが悪いのか?
そんなプチ不運にへこみつつ
夕食後の少し落ち着いた時間から鍵捜索を再会する。
生ゴミも、オムツゴミもリサイクルアルミ缶のゴミ箱も全てひっくり返した。
1時間が過ぎた頃、納戸に置いてある、束になった再利用の紙袋入れを揺すってみた。
「チャリンチャリン」という音!思わず長男と目を見合わせる。
「そういえばあんたも鍵隠しよったよね」と幼い日の事をその時思い出したが
とりあえず現物確認が先だ。
あった。よかった。叫んだー。泣いたー。(実際は泣いてないけど)
二男に抗議すると
「あんたの言ってる事、分からんわー」といった感じの外人相手のような対応で
軽く流すのはやめろ。
疲れた。